琴奨菊 ブームになる?「琴バウアー」、集中力高めるルーティン

[ 2016年1月24日 21:52 ]

<大相撲初場所千秋楽>いつものルーティン「琴バウアー」で気合を入れる琴奨菊

 大相撲の初場所で日本出身力士として10年ぶりに幕内優勝を果たした大関・琴奨菊(31=佐渡ケ嶽部屋)には取組直前に集中力を研ぎ澄ませるルーティンがある。その名も「琴バウアー」である。最後の仕切り前。大量の塩を左手で取って振り向き、両腕を大きく広げて上体を思い切り反らす。その動作を確立させたのは5年前の名古屋場所。初めての大関獲りの場所で失敗し「新しい自分をつくる」と模索し、たどり着いた。そして翌場所後に大関に昇進した。

 徐々にファンにも浸透し、琴奨菊が「琴バウアー」を披露すると、それだけで館内が沸くようになった。初優勝を決めた24日、報道陣からルーティンの名前について尋ねられ「琴バウアーでいきましょう!」とあらためて宣言。ラグビー日本代表の五郎丸歩(29)がプレースキックの前に両手を組む“五郎丸ポーズ”に続くブームとなるか。大関の綱獲りとともに「琴バウアー」の行く末にも注目だ。

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