佳純、堂々３連覇！美宇の挑戦はねのけ「リオで金メダル目指す」

石川佳純
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　卓球の全日本選手権最終日が１７日、東京体育館で行われ、女子シングルス決勝で世界ランク７位の石川佳純（２２＝全農）が、中学生で史上初の決勝進出を果たした同１８位の平野美宇（１５＝エリートアカデミー）を４―１で下し、３年連続４回目の優勝を果たした。

　最後は圧巻だった。３ゲーム連取後、１ゲームを奪われ迎えた第５ゲーム。勢いづく中学生に一時１―６とリードを奪われた。だが、４―９から怒とうの反撃。連続ポイントで相手にプレッシャーをかけ続け９―９に追いつくと、その後もポイントを与えることなく、７連続ポイントで決着をつけた。

　「去年と違ってすごく楽しくできました。たくさんの方のお陰で今年もまた優勝することができて感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます」と石川。「美宇ちゃんもすごくいいプレーして決勝まで来ていたので、すごく粘り強くて、いいプレーもされたので少し焦ってしまった」と振り返った４ゲーム目を落としたものの、すぐに気持ちを切り替えた。「何とか粘って自分のプレーをしようと考え直して、最後、挽回することができて良かった」。

　笑顔で３連覇の喜びに浸った石川。「リオ五輪に向けていいスタートを切りたいと思っていたので、一年前より成長した自分のプレーをできたと思います。リオ五輪では金メダルを目指して頑張りたい」と話し、会場からの大きな拍手に笑顔で応えた。