パナ“Mr．パーフェクト”でＶ３王手！代役パーカー27得点

＜パナソニック・神戸製鋼＞前半１２分、パーカーが先制のＰＧを決める

ラグビー・トップリーグ　決勝トーナメント準決勝 パナソニック４２―１０神戸製鋼

（1月16日 秩父宮）
　ミスターパーフェクトの左足が、パナソニックを３連覇王手に導いた。ＳＯパーカーがコンバージョン３本、ＰＧ６本にＤＧ１本を全て成功させ２７得点。「いつも練習に長い時間を費やしているから、成果が出てうれしいよ」と頬を緩めた。

　前半４０分に左タッチラインから１メートル、ゴールラインまで３８メートルの左利きにとって厳しい角度を決めた。後半５分には約４０メートルのキックでサイドチェンジし、ＦＢ笹倉のトライにつなげた。「あれは１週間練習してきたプレー」としてやったりのパーカーに、ロビー・ディーンズ監督も「常に得点を刻み、大きな役割を果たしてくれた」と称えた。

　入団１年目ながら故障で不在のバーンズの穴を埋めて余りある働き。レギュラーシーズンからプレースキックは２３本外れなしだ。史上２チーム目のＶ３へ、頼もしい男が出現した。