遼“3度目正直”初の突破 鬼門で粘りイーブンパー「70」

[ 2016年1月17日 05:30 ]

第2ラウンド、9番でバーディーを決め、ギャラリーの声援に応える石川遼

米男子ゴルフツアーソニー・オープン第2日

(1月15日 米ハワイ州ホノルル ワイアラエCC=7044ヤード、パー70)
 32位から出た石川遼(24=CASIO)は3バーディー、3ボギーの70と伸ばせず、通算3アンダーの66位に下がったが、大会3度目の出場で初めて予選を通過した。67で回った小平智(26=Admiral)と69の片岡大育(27=Kochi黒潮CC)が並んで通算5アンダーの36位。65と伸ばしたブラント・スネデカー(35=米国)が通算12アンダーで首位に立った。

 3度目の正直だ。石川は12、14年と過去2度予選落ちの鬼門ワイアラエCCでイーブンパーと粘り、自身初の予選通過。「あまり良いゴルフではなかった。アイアンで良いショットは1個もなかった感じ」とショットに精彩を欠いたが「2日間で3アンダーは恥ずかしながらこのコースで自分のベスト。少しは成長している」と最低限の仕事を果たし、息をついた。

 序盤からショットが左に曲がり気味で前半の12番でティーショット、第2打が左にそれてボギーが先行し、17番もグリーン左に外してスコアを落とした。それでも、5番はグリーン左手前ラフからのアプローチをピン手前1・5メートルに寄せてパーを拾い、6番はグリーン奥から30センチにピタリと寄せていずれもパーセーブ。粘りのプレーに「大きかった」と胸を張った。

 今年はコースの地面が固く「地面の固さを怖がって打ち込みきれていないところがある。腰もギックリ腰になりそうな時があった」と体調面に不安を残す。だが「アイアンが良い状態でできればあと2打は良かった。次からも楽しみ」と初の決勝ラウンドを前に、心は躍るばかりだった。

 ▼47位・谷原秀人 悔しい点がいっぱいあるので決勝ラウンドで頑張る。(パッティングに苦戦)

 ▼104位・岩田寛 手応えはない。まあ、こんなもの。(前半で4バーディーも巻き返し及ばず予選落ち)

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