美誠 最年少Vへ8強「胃が縮んじゃうような試合」

[ 2016年1月16日 05:30 ]

女子シングルス6回戦、若宮三紗子とフルセットの熱戦を繰り広げる伊藤美誠

卓球全日本選手権第5日

(1月15日 東京体育館)
 男女シングルス5、6回戦などがあり、女子は最年少優勝を狙う伊藤美誠(15=スターツ)が2年連続の8強へ進んだ。大会前の対策が実り、得意ではないサウスポーとの戦いを乗り切った。3連覇を狙う石川佳純(22=全農)は危なげなく8強入り。準々決勝には中学生3人を含む6人の10代選手が名を連ねた。

 接戦の連続を制して伊藤が8強に進んだ。5回戦で29歳の阿部に苦しみながら4―2で勝利。6回戦は好調の26歳・若宮に3―0から追いつかれ、やっとの思いで競り勝った。スリリングな戦いに「胃が縮んじゃうような試合でした」と15歳らしからぬコメントで振り返った。組み合わせが決まった後、「左対策をしてきた」と語る。4回戦から3試合続けてサウスポーと当たることを想定し、情報を収集。難局を乗り切った。

 8強の顔ぶれは若い。中学生3人を含む10代が6人。最年長は松沢の23歳で、平均年齢は18歳だ。盟友の15歳・平野美も準々決勝に進出。6回戦は隣同士で戦った。「美宇ちゃんが大きな声を出していた。それで勝ったんだと思い励みになりました」。次戦はジュニアの部女子シングルスVの17歳・浜本と。みうみま対決が実現するのは準決勝。まだ負けられない。

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2016年1月16日のニュース