ロシア薬物問題 国際陸連前会長に不正関与の疑惑

[ 2016年1月16日 05:30 ]

 世界反ドーピング機関(WADA)の第三者委員会は14日、ロシア陸上界の組織的なドーピング問題に関する第2弾の調査報告書をミュンヘンで公表した。

 13年世界選手権モスクワ大会に、ドーピング違反が疑われたロシアの9選手を出場させないため、国際陸連のディアク前会長が現職だった当時、弁護士にロシアのプーチン大統領と取引する必要性を主張するなど、積極的に不正に関与していたと指摘。当該選手を出場させないことで違反発覚を防ぎ、問題の拡大を抑える狙いがあったとみられる。実際に取引が行われたかは不明。

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2016年1月16日のニュース