アイシン三河5大会ぶりV 赤シューズで一丸

[ 2016年1月12日 05:30 ]

5大会ぶり9度目の優勝を果たし、喜ぶアイシン三河の選手たち

 バスケットボール全日本総合選手権最終日は11日、東京・国立代々木競技場で男子決勝が行われ、アイシン三河が初優勝を目指したリンク栃木を89―73で下し、5大会ぶり9度目の日本一に輝いた。2メートル3のパワーフォワード、桜木ジェイアール(39)がこの日最多の26得点を挙げ、日本代表の比江島慎(25)と金丸晃輔(26)も2桁得点の活躍を見せた。

 歓喜の瞬間、ベンチにいたメンバーはコートに飛び出し、仲間と抱き合った。第1シードだった昨年は初戦敗退の屈辱を味わい、リベンジを期して臨んだ決勝。リーグ2戦2敗と苦手なライバルを撃破し、鈴木ヘッドコーチは「選手が心を一つにして戦うことができた」と目尻を下げた。この日、絶好調だった桜木が声を掛けてチームは赤いシューズを履いた。王座奪還へ同じ気持ちを持ったチームは結束。第2ピリオドを終えて2点差に詰め寄られても、比江島が「後半に照準を合わせていた」と言うように、堅守速攻のプレーを貫き後半に突き放した。リンク栃木の田臥に「得意のバスケをさせてしまった」と完敗を認めさせる快勝だった。

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2016年1月12日のニュース