沙羅 5年ぶりV!決勝は幼馴染なじみに「手加減せず」大差

[ 2016年1月12日 05:30 ]

表彰台で笑顔を浮かべる高梨

 ノルディックスキーのHBC杯ジャンプ競技会は札幌市宮の森ジャンプ競技場(HS100メートル、K点90メートル)で男女とも予選上位者によるノックアウト方式で行われた。女子の決勝は高梨沙羅(19=クラレ)が99メートルの130・0点で勢藤優花(18=北海道メディカルスポーツ専門学校)を下し、5年ぶり2度目の頂点に立った。

 大会方式が違っても、圧倒的な強さは変わらなかった。高梨は決勝で故郷・北海道上川町の幼なじみの勢藤に「手加減せずにいきたい」と宣言して対戦。豪快に飛距離を伸ばし、勢藤に23メートルの大差をつける99メートルの大ジャンプで優勝を飾った。09年3月にグレスラー(ドイツ)がマークした女子バッケンレコード99・5メートルにあと50センチ。「悔しかったけど、幼なじみとラスト一緒に飛べてうれしかった。特殊な(ノックアウト方式の)ルールで楽しく飛べた」と表情を緩めた。

 普段とは違う意欲もあった。「賞金を目指して頑張ります」と語って、優勝賞金30万円をゲット。「おいしいものを食べたい。好きな、味噌ラーメンとか…」と笑った。次戦は16、17日のW杯札幌大会(宮の森)。今季W杯3戦2勝の高梨は「連戦が続くが、ベストを尽くしたい」と意気込んだ。

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