葛西9位 週間総合7位もトップ10入りで「自信はついた」

[ 2016年1月8日 05:30 ]

 ノルディックスキーW杯ジャンプ男子は、伝統のジャンプ週間最終戦を兼ねた個人第11戦(HS140メートル、K点125メートル)が6日にオーストリア・ビショフスホーフェンで行われ、葛西紀明(土屋ホーム)は129メートル、131メートルの254・8点で9位、伊東大貴(雪印メグミルク)は130・5メートル、130メートルの251・2点で10位だった。ペテル・プレブツ(スロベニア)が139メートル、142・5メートルの297・3点で優勝。3連勝で今季6勝目、通算12勝目を挙げ、ジャンプ週間総合も4戦1139・4点で初制覇した。葛西は1013・2点で7位、伊東は967・3点で13位だった。

 ジャンプ週間を終えた葛西は「昨季より好成績は出ていないが、トップ10に入れる力は持っているという自信はついた。満足している」とさばさばとした表情で語った。伝統の4連戦では昨季は2度の表彰台。しかし、今季は初戦の5位が最高で、その後は12位、7位、9位だった。助走路での滑りが、形状の異なるジャンプ台で試合を重ねるにつれて微妙にずれた。それでも、「失敗してもトップ10に入れる。成功していい風が当たれば6位、そして表彰台に食い込んでいけるんじゃないか」とシーズン後半の巻き返しを期した。

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2016年1月8日のニュース