「迷い」消えた真央 GPファイナル時の重心の高さ解消…岡崎真の目

[ 2015年12月28日 10:35 ]

蝶々夫人の切なさを演じ切った浅田真央
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フィギュアスケート全日本選手権最終日

(12月27日 北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)
 浅田の冒頭のトリプルアクセルは踏み切り、回転軸ともに良かったが、回転を止める動きに力強さを欠き、もったいない転倒となった。続く3回転フリップは高く上がり過ぎ、回り過ぎてしまったために連続ジャンプに移行できなかった。ただし、ここから立て直したところに、明るい材料があると思う。

 GPファイナル時に指摘した重心の高さは今回は見られず、スケートは安定して滑っていた。2度の失敗にもかかわらず、3回転ルッツ以降はきっちりとこなした。ここ数戦は「迷い」が表情にも滑りにも表れていたが、今回は吹っ切れたような印象を受けた。いい意味で淡々とプログラムを演じきったことで、5項目の演技点では全体のトップに返り咲いたのだと思う。これがヒントになれば、世界選手権に向けて上昇していくのではないだろうか。

 連覇の宮原は、珍しく緊張感が滑りに出た。冒頭の3連続ジャンプだけでなく、連続ステップではレベルこそ最高難度の「4」となったが、小さくつまずく場面もあった。ただし、それでも大きなミスをしないのが真骨頂。練習はウソをつかないというが、宮原の努力の結晶だと思う。(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)

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