水球男子、32年ぶり五輪切符の裏にあった「男同士の約束」

[ 2015年12月22日 13:16 ]

帰国会見でガッツポーズする水球男子日本代表

 水球の男子日本代表が32年ぶりの五輪切符の裏に「男同士の約束」があった。大本監督は開催国枠で出場する20年東京五輪で最下位に沈んだ時のことを考え「注目されなかった方がよかった、みたいになるのが嫌だった」と、是が非でも自力でリオ五輪出場を決めたい思いがあった。

 五輪前年ということもあり、日本水泳連盟に例年よりスポンサー収入などが増えたことで、水球に分配される強化費は前年比で倍になったという。

 それもあって、アジア予選前に2カ月間、選手を拘束することと、その期間中に、グアム、ハンガリー、オーストラリア遠征を行う強化策を大本監督は提案。過去に例のないプランには大きい予算も必要だったが、監督の熱意は通じ、水球の原委員長は「その代わりアジア予選で負けるな」と男気エール。大本氏は感謝の気持ちを胸に刻み念願の切符を獲得した。

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2015年12月22日のニュース