水球男子代表、32年ぶりの五輪切符!アジア最終予選で全勝V

[ 2015年12月20日 21:17 ]

 水球の男子日本代表が20日、中国で行われたアジア最終予選で全勝優勝し、1984年ロサンゼルス五輪以来、32年ぶりの五輪出場を決めた。この日は3戦全勝で並んだ地元・中国と対戦し、16―10の大差で勝利。リオデジャネイロ五輪の団体競技は、女子バスケットボール、女子ホッケー、男女7人制ラグビーに次ぐ5団体目の切符となった。

 7大会連続で五輪出場を逃してきた中、大本洋嗣監督は就任翌年の13年から新戦術のパスライン・ディフェンスを導入。通常は相手のシュートをさえぎるようにゴールを守るが、新守備は自分がマークする相手にパスが通らない位置で守りカウンターを狙うシステムだ。今大会前には2カ月間、選手は一度も家に帰らず合宿で強化。チーム一丸となって厚い壁を突き破った。

 ▼大本洋嗣監督の話 攻撃も守備も思い切りやろうと選手に指示した。五輪出場は水球界の悲願。今回の勝利は先人の努力があったから。選手たちは皆、最高のプレーヤーだ。

 ▼志水祐介の話 五輪のために自分は8年懸けてきた。今までやってきたことは間違ってなかった。五輪出場で子どもたちに夢を与えられる。うれしい。笛(判定)が中国寄りだったと思うが、よく我慢できた。全員が守備に集中していた。

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2015年12月20日のニュース