白井が新技「シライ3」 体操協会、H難度で申請へ

[ 2015年12月12日 20:15 ]

男子床運動の演技後、笑顔で手を合わせるしぐさをする白井

 日本体操協会は12日、愛知県豊田市で行われた豊田国際の床運動で白井健三(日体大)が男子では最高のH難度に相当する新技「後方伸身2回宙返り3回ひねり」を成功させたとして、国際連盟(FIG)に新技申請すると発表した。来年2月に予定されているFIG技術委員会で認定されれば「シライ3」と命名される見通しで、白井は「(命名されたなら、頑張った)ご褒美だと思う」と話した。

 体操では主要国際大会で初めて成功させた選手の名前を技に命名する。豊田国際はFIG主管の大会でないため、申請が通らない可能性もある。だが、FIGのブッチャー男子技術委員長は今大会で審判長を務める冨田洋之技術委員に対し、演技を録画するよう求めていたという。

 これまで白井は床運動の「シライ/ニュエン(後方伸身宙返り4回ひねり)」と「シライ2(前方伸身宙返り3回ひねり)」に加え、跳馬で「シライ/キムヒフン(伸身ユルチェンコ3回ひねり)」を成功させている。この秋の世界選手権では、今回と同じ動作を抱え込みで行うG難度の「リ・ジョンソン」を決め、種目別優勝を飾った。

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