明大・斎藤今季初メンバー入り 父子出場へ気合

[ 2015年12月5日 05:30 ]

6日の早明戦での健闘を誓った明大のフッカー中村駿太主将(左)とWTB斉藤剛希

 6日に行われるラグビーの関東大学対抗戦伝統の早明戦(秩父宮)を控え、両校が登録メンバー23人を発表した。明大のWTB斉藤剛希(4年)はリザーブ(23番)ながら今季初のメンバー入り。OBの父・信泰さんとの父子出場の最後のチャンスに向け「今まで試合に出られずチームに迷惑をかけた。諦めずにやってきて良かった」と大一番へ気合を入れた。

 2年でAチームに定着したが、この年は早明戦直前に左脚を肉離れ。3年だった昨年は、10月に左膝前十字じん帯を断裂。今年8月に東海大との練習試合で実戦復帰したが、その1週間後に再び左膝を痛めた。自暴自棄になりかけたが、信泰さんに「毅然とした態度で振る舞え」と励まされ、懸命のリハビリ。最初で最後の早明戦で初めて紫紺のジャージーを手にし「チームやコーチ、スタッフに恩返ししたい」と誓った。

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2015年12月5日のニュース