高梨沙羅、W杯開幕戦優勝 2季ぶり3度目個人総合Vへ好発進

[ 2015年12月5日 00:39 ]

W杯ジャンプ女子開幕戦を制した高梨沙羅(AP)

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子は4日、ノルウェーのリレハンメルで行われる個人第1戦(HS100メートル、K点90メートル)で開幕。2季ぶり3度目の個人総合優勝を狙う高梨沙羅(19=クラレ)が95・5メートル、97・5メートルの合計251・7点で優勝した。

 試技が中止となり、ぶっつけ本番となったが、高橋は動じることなく1回目に95・5メートルで1位に立つと、2回目も97・5メートルの好ジャンプ。2位のマヤ・ブティッツ(スロベニア)に10ポイント以上の差をつける圧勝で、W杯通算31勝目を飾った。

 昨シーズンは開幕戦で3位に終わり、結果的に総合3連覇を逃したが、総合優勝した2シーズンはともに同じ会場で行われた開幕戦V。女王奪回に向けて好スタートを切った。

 伊藤有希(21=土屋ホーム)216・1点は10位、勢藤優花(18=北海道メディカルスポーツ専門学校)は16位、岩渕香里(22=松本大)は20位だった。

 ▼高梨沙羅の話 1本目は(踏み切りで)力が伝わってなかったけど、2本目はしっかり伝えられた。本当にいいスタートが切れた。この流れに乗っていい方向に向かっていければ。(次も)気を引き締めて頑張りたい。

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