箱根駅伝5区短縮へ 選手の負担、「勝敗左右しすぎる」声に配慮

[ 2015年12月1日 11:52 ]

 東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)を主催する関東学生陸上競技連盟が山上りの5区の距離を現在の23・4キロから短縮する方向で協議を始めたことが1日、分かった。選手の負担や5区が勝敗を左右しすぎるとする声に配慮したためで、駅伝対策委員会などで話し合いを続け、3年以内に見直す。早ければ2017年1月の第93回大会から実施する。

 5区は従来の20・9キロから06年の第82回大会から延長された。5区の重要性が高まり、柏原竜二(当時東洋大)や神野大地(青学大)らが「山の神」として注目された一方、過去10大会中7大会で区間賞を獲得した大学が総合優勝した。標高差による気温変化で低体温症になり、失速する選手も目立っていた。

 関東学連の関係者は「選手への負担が大きくなっていることと、レース全体への興味が損なわれているのではという声が以前から出ていた」と説明した。

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2015年12月1日のニュース