山響親方が北の湖部屋継承 名称は「山響部屋」に変更

[ 2015年11月30日 16:50 ]

 日本相撲協会は30日、北の湖理事長(元横綱)の死去に伴い、北の湖部屋を部屋付きの山響親方(45)=元幕内巌雄、本名平野兼司、兵庫県出身=が継承すると発表した。「北の湖」は一代年寄のため、名称は「山響部屋」に変更となることも承認された。山響親方は相撲協会の評議員も引き続き務める。

 幕内北太樹や十両北?磨ら力士16人の師匠となった山響親方は「おやじ(北の湖親方)は自分に厳しい人だった。教えを守り、力士のことを一番に考えていきたい」と抱負を述べた。東京都江東区の所在地は変わらず、部屋の看板は来年1月の初場所終了まで掛け替えない予定。稽古は12月7日から再開する。

 30日に新師匠と北の湖理事長のとみ子夫人からあいさつを受けた八角理事長代行(元横綱北勝海)は「先代は存在が大きな人だから大変だろうが、焦らず頑張ってほしい」と激励した。

 山響親方は1986年春場所初土俵で幕内在位23場所。最高位は西前頭筆頭で、2000年春場所限りで現役引退した。

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2015年11月30日のニュース