遼「悔しい」1差ホストV逃す 18番バーディーも黄重坤はイーグル

[ 2015年11月30日 05:30 ]

17番、バーディーで首位に並び、キャディーで弟の航くん(右)とハイタッチする石川遼

男子ゴルフツアーカシオ・ワールドオープン最終日

(11月29日 高知県安芸郡 Kochi黒潮カントリークラブ=7315ヤード、パー72)
 石川遼(24=CASIO)はホストプロVを逃した。10番まで5つもスコアを伸ばし最大3打のリードも、ショットがぶれるミスで、7バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの68。通算14アンダー、274で優勝には1打及ばなかった。黄重坤(23=韓国)は1イーグル、5バーディー、1ボギーで66をマーク。逆転で12年の今大会以来となるツアー通算3勝目を飾った。31位だった金庚泰(29=韓国)の賞金王が決まった。
【最終R成績】

 遼の、遼による、遼のためのストーリーは最終18番で崩れた。最大3打もあった石川のリードが中盤であっという間になくなった。12番はティーショットを左に大きく曲げてOBとなり、ダブルボギー。14番で3パットのボギーを叩くと、気がつけば黄重坤にかわされた。だが、17番でカラーから6メートルのバーディーパットを最後の一転がりでねじ込むと、キャディーを務めた弟の航さんとハイタッチ。土壇場で追いついた。

 迎えた最終ホールは得意のパー5。ピンまで250ヤードの第2打でピンをデッドに狙う5Wか、グリーンに乗ってから、イーグルチャンスまで転がる可能性のある3Iか迷った。「(松山)英樹だと5Wでカットに打てるけど、僕はイメージが出ない。まぐれにかけるなら、3Iでベストショットを」と3Iを選択。だがボールは期待通り転がることなく、ピンまで20メートルが残った。イーグルパットはカップから1メートル手前で止まると、ギャラリーから大きなため息。2・5メートルに2オンし、イーグルを決めた黄重坤に軍配が上がった。

 「最後はショット。ショットにもっと自信を持って太い芯にならないと勝ちきるのは難しい」

 この日はパットのグリップをクロスハンドにして、4番で4メートルのバーディーパットを入れた。6番まで3連続バーディーで流れをつくっただけに、突き放すべき中盤で「スキを見せてしまった」のは、ショットの不安定さだった。1打及ばなかったが、兄弟タッグでホストプロとしての見せ場はつくった。「ハイタッチできたのが一生の思い出」と振り返った兄に、弟は「最後は凄い興奮した。いい経験になったし、またやってみたい」と応じた。次戦(日本シリーズJTカップ)は今年最終戦。「今週は悔しい。こうなったら優勝したいです」。反骨心にも火が付いた。

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