男子河野が6連覇 女子長岡初出場V

[ 2015年11月30日 05:30 ]

一般男子優勝の河野(左)と一般女子優勝の長岡

 第35回江東シーサイドマラソン大会(スポニチ後援)は29日、東京都江東区の夢の島競技場を発着点に4838人がエントリーして行われた。メーンのハーフマラソン一般男子は河野陽一(32=JP日本郵政グループ東京)が1時間9分47秒で6連覇、同一般女子は長岡美奈(47=Jアスリーツ)が1時間25分2秒で優勝し、それぞれ最優秀選手賞としてスポニチ杯が贈られた。

 <一般男子 愛息の目の前で>河野が大会新記録となる6連覇を達成した。スタートから先頭集団を形成して残り2キロ付近からスパート。歓喜のゴールテープを切った。「後半が苦しいコースと分かっていたのでうまくレース展開できた」と王者だけにコースを熟知していることが勝因となった。「6月に誕生した息子と妻が応援に来てくれていたので目の前で6連覇ができてうれしい」と満面の笑み。来年の大会については「ここまできたら7連覇を目指します」とさらなる記録更新を誓った。

 <一般女子 5秒差逃げ切り>2位と5秒差という僅差で逃げ切った長岡が初出場Vを飾った。前半は体力を温存。中盤の15キロ地点で一気にスパートをかけそのままゴールゲートを駆け抜けた。フルマラソンのベストが2時間57分台の実力者も30代半ばからマラソンを始めてまだ11年目。ランニングチームに所属して地力を蓄えてきた。「後半は少しバテたけど今年最後のレースで優勝できたのはうれしい。気持ちよく一年を終えることができました」と笑顔を見せていた。

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2015年11月30日のニュース