真央GP連勝8でストップ ファイナルで雪辱を

[ 2015年11月29日 05:30 ]

表現力でファイナル進出を決めた浅田

フィギュアスケートGPシリーズ最終戦・NHK杯

(11月28日 長野・ビッグハット)
 両手を広げて「蝶々夫人」を締めくくった浅田が目を閉じ、首をひねった。ジャンプでミスを重ねて3位に終わり、GPの連勝がストップ。「気持ちと動きが一致していなかった」。演技直前の6分間練習から不安を抱え、「本番でもタイミングが合っていなかった」と振り返った。

 冒頭のトリプルアクセルは、踏み切った瞬間に失敗を覚悟した。「軸がゆがんで、体を締めようと思ったけど、“ああ、駄目だ”と思った」。大技がダブルアクセルになると、前日(27日)のSPで7季ぶりに決めた3―3回転が3―2回転に。演技後半の3―2―2回転のコンビネーションは、最初のフリップで大きくバランスを崩して単発に終わった。

 NHK杯に初めて出場したのは06年、会場は今年と同じ長野市ビッグハットだった。当時16歳の少女はSPで69・50点、フリーで130・02点と自己ベストをそろえ、合計は当時の世界最高得点となる199・52点をマーク。あれから9年。思い出の大会で、厳しい現実に直面した。ハードな練習の翌日は「前の日の疲れが残っていると、小さな頃よりも感じる」と言う。女子ではベテランの域に達する25歳。今大会に向けての調整でも、「ちぐはぐしているのかなあと思って、ずっとやってきた」と明かした。

 100%の自信を持って本番に臨める状態ではなかったが、ファイナルの出場権は獲得した。「(NHK杯は)残念な気持ちが大きい。これをバネにして、ファイナルではベストを尽くしたい。気持ちもスケートも見直して、次の試合に臨みたい」。5度目の優勝を飾れば、男女通じて最多。完璧な状態に仕上げ、フィギュアの歴史にその名を刻む。

 ▼佐藤信夫コーチ 悪かった点は何といってもジャンプのミス。それに尽きる。若い時は少々きついことをしてもケロッとしていたが、今は疲労を感じたりしている。彼女にとって未経験の世界に入っている。

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