羽生 世界最高得点でSP首位!GPファイナルへ視界良好

[ 2015年11月27日 17:46 ]

演技を終えた羽生

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終戦、NHK杯は27日、長野市ビッグハットで行われ、男子ショートプログラム(SP)にソチ冬季五輪金メダリスト・羽生結弦(20=ANA)が登場。世界最高得点となる106・33点で首位発進を決めた。

 今大会で3位以内に入れば、連覇中のGPファイナル(12月、スペイン・バルセロナ)の進出が自力で決まる羽生。最終滑走者として登場すると、4回転ジャンプを2回とも難なく成功。後半のトリプルアクセルも成功させた。

 金博洋(中国)が95・64点で2位。無良崇人(24=洋菓子のヒロタ)は自己最高得点となる88・29点で3位。田中刑事(21=倉敷芸術科学大)はSPの自己ベストを更新する73・74点で7位となった。

 演技を終えた直後の羽生は、「点数よりも、曲のジンクスというか、SPでノーミスで出来なかったというのをまずは晴らせて良かった」と安堵の様子。第1グループで中国の金が95点台の高得点を出したが、「意識するなと言われるところですけど、『絶対抜かしてやる、見てろよ』と思っていました」と余裕の心境だったことを明かした。しかし、「しっかり気持ちを切り替えて、明日こそ大切なフリーなので頑張りたいと思います」と最後は気を引き締めていた。

 

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