ジョコ強すぎ!大会史上初の4連覇「これ以上の終わり方ない」

[ 2015年11月24日 05:30 ]

大会4連覇を達成したジョコビッチ(AP)

男子テニス ATPツアー・ファイナルズ最終日 シングルス決勝

(11月22日 ロンドン・O2アリーナ)
 男子テニスのツアー最終戦、ATPツアー・ファイナルは22日、シングルス決勝が行われ、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(28=セルビア)が、同3位のロジャー・フェデラー(34=スイス)に6―3、6―4で圧勝した。1次リーグで敗れた相手に雪辱を果たし、大会史上初の4連覇、通算5度目の優勝で自己最多となる年間11勝目。圧倒的な強さを見せた世界No・1の優勝で今季ツアーの幕が閉じた。

 最後の最後までジョコビッチが圧倒的な強さを示し続けた。鉄壁の守備と丁寧にコースを突いたストロークは乱れず、かつては弱点だったサーブでやすやすとピンチを切り抜けた。一度のブレークも許さず、追い詰められたフェデラーのダブルフォールトでマッチポイントは決した。

 「信じられないシーズンだった。これ以上の終わり方はない」

 今季初戦で準々決勝敗退した以外は全大会で決勝進出。年間10勝を挙げた11年を上回る優勝回数を重ね、勝率は驚異の93%(82勝6敗)に達した。「自分はキャリアのピークにある」と語った通りだ。生涯グランドスラムを逃した6月の全仏オープン決勝以外に悔やむべき点もなく、記者会見では「セルビアの首相になるつもりはあるか?」という質問まで飛んだ。「全仏は毎年大きなチャレンジだし、来年は五輪もある。エネルギーを蓄えたい」と晴れ晴れと語った。

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