理事長急死悼む声続々、親方衆「及ぶ人はいない」「世話になった」

[ 2015年11月21日 22:04 ]

 大相撲九州場所14日目の21日、親方衆から北の湖理事長の急死を悼む声が相次いだ。

 出羽海一門の後輩で、ことし1月に審判部副部長に抜てきされた43歳の藤島親方(元大関武双山)は「絶対的なリーダーシップと人間力があり、及ぶ人はいない。事細かに気配りができるから影響力もあった。(協会内の)皆さんが沈んでいた」と目を伏せた。

 九重親方(元横綱千代の富士)はテレビ中継で解説を務め、目を潤ませながら現役時代の激闘を振り返った。

 浅香山親方(元大関魁皇)は21日午後に遺体と対面。「最後に顔を見られてよかった。言葉にはできないくらいお世話になった」と感慨に浸った。弟子で審判委員を務める式秀親方(元幕内北桜)は「今場所3日目に車の窓を開けて『物言いをつけた一番、よく見ていたな』と言ってくれた。相撲人生を教えてくれたおやじだった」と声を震わせた。

 ▼伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士、日本相撲協会審判部長)の話 残念で仕方がない。場所が終わるまで一丸で務め上げることが大事。今はいい相撲を取ることが一番だ。

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2015年11月21日のニュース