代表SH、パナ田中がファンに訴え「僕らと歴史つくりましょう」

[ 2015年11月21日 20:13 ]

ラグビー、トップリーグの近鉄戦でパスを出すパナソニックの田中

 ラグビー、トップリーグの2試合が京都市の西京極陸上競技場で行われた21日、ワールドカップ(W杯)で活躍したパナソニックのSH田中史朗選手(30)=京都府出身=が観客動員でファンに訴えた。京都市スポーツ特別賞の表彰を受けた後にマイクを向けられ「協会に頼っていては、まだまだ普及しない。僕らとみなさんで歴史をつくりましょう」と語った。

 日本がW杯1次リーグで3勝した後の人気もあり、第2試合のパナソニック―近鉄の観客数は7278人。関係者によると、これまで同競技場で行われたトップリーグの試合に比べて倍近い人数だったが「僕らは人生を懸けている。協会は必死さが足りない。勝手に人が集まると思っている」と苦言を呈した。

 日本協会の来場者数の見込み違いで開幕戦の観客が少なかったことを受け、田中選手は小西宏事務局長に直接電話。平謝りされたという。「申し訳ないと言われても、ファンは来ない。女子サッカーもW杯の後は盛り上がったが、その後は(注目が)下がっている。2019年まで盛り上げないと」と日本開催の次回大会に向け、真剣なまなざしだった。

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2015年11月21日のニュース