小塚は9位に終わる フェルナンデス2連勝でGPファイナルへ

[ 2015年11月21日 23:16 ]

男子フリーで演技する小塚崇彦

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦、ロシア杯は21日、モスクワで行われ、男子ショートプログラム(SP)8位と出遅れた小塚崇彦(26=トヨタ自動車)はフリーも125・87点と得点を伸ばせず、合計195・48点で9位に終わった。

 左足関節けんしょう炎で第3戦の中国杯を欠場し、これが今季GP初戦だった小塚。SPで不安定だったジャンプの課題はフリーでも払しょくできなかった。特に後半のトリプルアクセルで転倒、コンビネーションジャンプが1回転―1回転になってしまうミスなどもあって技術点は出場10選手中最低の52・31点と、本来の力を発揮できないまま大会を終えた。

 SP2位だった昨季の世界選手権王者ハビエル・フェルナンデス(24=スペイン)がフリーでシーズンベストの184・4点をマーク、逆転で中国杯に続いての優勝を飾り、12月のGPファイナル(バルセロナ)出場を決めた。

 SP首位のアジアン・ピトケエフ(17=ロシア)が合計250・47点で2位、3位にはSP6位のアダム・リッポン(26=米国)が248・63点で入った。

 ▼小塚崇彦の話 試合に出て良かった。この緊張感の中で、戦う気持ちを取り戻せて、疲れながらでも滑り切れた。問題は練習不足。もっと体力を付けたい。

続きを表示

この記事のフォト

2015年11月21日のニュース