悲しみこらえ…北はり磨、師匠・北の湖親方へ恩返しの白星

[ 2015年11月21日 15:39 ]

師匠・北の湖親方急逝の悲しみをこらえ、白星を挙げた北はり磨

大相撲九州場所14日目

(11月21日 福岡国際センター)
 日本相撲協会の北の湖理事長の急逝から一夜明けた21日、師匠を失い悲しみにくれる北の湖部屋の東十両4枚目の北はり磨が、師匠にささげる1勝を挙げた。

 朝弁慶に押し込まれながら、土俵際での突き落としで逆転。星を7勝7敗の五分に戻した。

 支度部屋では「悲しい」とだけ言葉を発し、時おり涙を流すなど悲痛な思いを抱えての取組で弔いの勝ち星。22日の千秋楽は、勝ち越しを懸けて師匠への恩返しの白星を狙う。

 同じく北の湖部屋で、東前頭15枚目の北太樹は西十両5枚目の正代に寄り切られて負け越しが決定。「悲しいですが、師匠なら、相撲が一番大事と言うでしょうから、しっかりと取りたい」と強い思いを秘めて土俵に上がったが、朗報を届けることができず、がっくりとうなだれた様子で引き上げた。

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2015年11月21日のニュース