今度こそ!愛堅首で今季初V&昨年リベンジ狙う

[ 2015年11月21日 05:30 ]

18番、パットのラインを読む鈴木

女子ゴルフツアー 大王製紙エリエール・レディース第2日

(11月20日 福島県いわき市 五浦庭園カントリークラブ=6460ヤード、パー72)
 首位から出た鈴木愛(21=Salesforce)が6バーディー、ノーボギーの66をマークして通算10アンダーの134まで伸ばし、首位をキープした。昨年大会は1打差で優勝を逃しただけに、リベンジを果たしての今季初優勝をつかみにいく。2打差の2位には65で回った渡辺彩香(22=ユピテル)ら3人が続いた。

 ボギーなしの66をマークしたはずなのに、鈴木の表情は晴れやかとは真逆のそれだった。「14番以降はずっとバーディーチャンスを外してしまって、カリカリしながらのプレーだった」とやや不満顔で息をついた。

 前日に続きショットが好調で6番は残り165ヤードの第2打を1・5メートルにつけてスコアを伸ばした。だが、続く7番で2メートルがカップに沈まない。「きょうは10アンダーくらいでラウンドできたんじゃないかと思う」と言うほどチャンスを量産しただけに、歯がゆさが残った。

 昨年大会は首位で最終日を迎えながら優勝に1打及ばす2位。昨年は香川県で大会が開催されたため、徳島県出身の鈴木にとっては地元意識が強く「勝てなくてとても悔しかった」という。アマチュアだった11年のプロツアー初参戦もこの大会だった。今年は福島での開催だが「この大会で勝ちたい」と場所が変わっても特別な試合だ。

 今季はプレーオフで2度敗退。悔しさを味わい尽くした21歳は「あした(21日)も3、4アンダーで回ればチャンスがある」と表情を引き締めた。

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2015年11月21日のニュース