TL開幕 パナソニックが日本代表・山田の2Tなどで快勝

[ 2015年11月13日 20:46 ]

<パナソニック・サントリー>前半、トライを決めるパナソニック・山田

 ラグビーのトップリーグが13日に東京・秩父宮ラグビー場で開幕し、A組のパナソニックが、日本代表WTB山田章仁(30)の2トライと昨季4冠のSOベリック・バーンズ(29)の6本のキックを決める活躍で38―5でサントリーに快勝。4トライでのボーナスポイントも含め勝ち点5を挙げ、3連覇に向けて好発進した。

 先発には両チーム5人ずつの日本代表メンバーが名を連ねた試合。W杯での代表の活躍を受け、代表選手が多く所属するチーム同士の対戦とあり入場券は完売。開場時には1905人が並ぶほどで、多くのファンが両チームに大きな声援を送った。

 試合は序盤からパナソニックが流れをつかんだ。前半3分にバーンズがPGを決め3点先制。その3分後にはバーンズのディフェンスライン裏へのキックに反応した山田が左隅に走り込んでトライを決め、コンバージョンゴールも成功して10―0、その後、バーンズが3本のPGを決めて突き放した。さらに前半終了間際にも山田の左隅へのトライがTMO(ビデオ判定)の末認められ、バーンズがまたも難しいコンバージョンも決め26―0とワンサイドゲームで折り返した。

 後半に入ってもパナソニックは12分にバーンズのキックパスをCTBJP・ピーターセン(29)が受けトライを決めた。ようやく20分、サントリーはサモア代表のSOトゥシ・ピシ(33)がトライを決め5点を返したが、パナソニックは28分に劉永男(32)がトライを決め、コンバージョンも成功して38―5と再び突き放した。

 マン・オブ・ザ・マッチには山田が輝いた。

 13季目を迎えた今シーズンは、W杯イングランド大会や来年2月からのスーパーラグビーがあるため日程が短縮、リーグ戦は16チームが2組に分かれて1回戦総当たりで行い、各組上位4チームが決勝トーナメントに進出。決勝は来年1月24日に行われる。

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