復帰の加藤 8年ぶりスキンヘッドでW杯へ「気分変えられれば」

[ 2015年11月13日 08:27 ]

スピードスケートのW杯開幕に向け最終調整する加藤条治

 スピードスケートのワールドカップ(W杯)今季第1戦は13日(日本時間14日未明)にカルガリーで開幕する。12日は会場のリンクで公式練習が行われ、男子の加藤条治(日本電産サンキョー)や女子の小平奈緒(相沢病院)らがリラックスした表情で最終調整した。

 空気抵抗の少ない高地のリンクで好記録が期待されるが、2季ぶりに実戦復帰した加藤はまだ万全には遠い。レース感覚を取り戻し切れていない中で、スピードが出やすく、低地以上にカーブの技術が求められる高速リンクに挑む。「慎重に入っているのに、全然曲がれない。あまり期待はできないかな」と不安を口にした。

 それでも「体は動かそうと思えば動く」と4月に痛めた右膝を気にするそぶりは見せず、軽やかにリンクを疾走した。気合も十分で、8年ぶりのスキンヘッドを披露。当時も不調だった時期に験直しで頭を丸め、W杯で優勝したという。「調子が悪いので、気分を変えられればと思った」と人なつっこい笑みを浮かべ、頭をなでた。(共同)

続きを表示

2015年11月13日のニュース