東京五輪へ「金の卵」探し JSCが体力テストで有望選手発掘

[ 2015年11月7日 17:08 ]

 日本スポーツ振興センター(JSC)は7日、2020年東京五輪などに向けた有望選手発掘の体力テストを東京都内で行い、ボート、カヌー、ライフル射撃、近代五種など9競技団体の担当者が、運動能力の高い「金の卵」をスカウトしようと目を光らせた。

 体力テストには14年度は約200人が参加し、自転車、ラグビー、スケルトンで各競技団体が各1選手を本格的に育成することが決まった。本年度は10月に山形、宮崎でも開催し、JSCの担当者は「競技団体が自分たちの競技に向いている選手を探すお見合いの場。東京五輪のメダリストが一人でも輩出できれば」と語った。

 トライアスロンで全日本選手権出場経験がある同志社大の原田晋選手(22)は、持久走でトップの成績を出し「ここで自分に合った種目が分かるなら、そこに懸けてみるのもいい」と競技転向に意欲的だった。日本ボート協会の崎山利夫タレント発掘委員長は「メダルを取るため、(ボート界の)外にも新しい人材を求めたい」と狙いを語った。

続きを表示

2015年11月7日のニュース