雪辱に燃える岩田42位発進 アイアン不調「いまひとつだった」

[ 2015年11月6日 05:30 ]

男子ゴルフ世界選手権シリーズHSBCチャンピオンズ第1日

(11月5日 中国・上海 余山国際GC=7261ヤード、パー72)
 昨年3位の岩田寛(34=フリー)は3バーディー、1ボギーの70で回り、トップと7打差の42位スタート。前週5位の松山英樹(23=LEXUS)は5バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの71で54位、小平智(26=Admiral)は74の70位と出遅れた。63をマークしたブランデン・グレース(27=南アフリカ)が単独首位。今大会は78選手が出場し予選落ちなしで争われる。

 わずか1打差でプレーオフに加われず、18番グリーンで天を仰いだ前回から約1年。雪辱に燃える岩田は2アンダーの42位発進。「いまひとつだった。気になったところは全部」と首をかしげた。

 景気のいい言葉は出なかったが、昨年も第1ラウンドは首位と6打差の37位だった。この日はイーブンパーで迎えた16番パー4で1オンに成功。イーグルは逃したもののバーディーを奪いパー5の18番も2打でグリーン奥まで運んでスコアを伸ばした。「アイアンショットはずっと最悪だったがそういう感じはなかった」と終盤に好感触をつかみラウンド後は日が暮れるまで練習場で打ち込んだ。

 世界で全く無名だった1年前とは立場が変わった。8月の全米プロ選手権第2ラウンドでメジャー史上最少に並ぶ63をマークして名をとどろかせ下部ツアーの入れ替え戦を経て今季は米ツアーのメンバー入り。因縁の舞台で再び実力を発揮できるか。「やってみないと分からない」と残り3日間を冷静に見据えた。

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2015年11月6日のニュース