大山、五郎丸ポーズでV争い!ショット前に「出球イメージ」

[ 2015年11月4日 05:30 ]

<TOTOクラシックレセプション>ドレスアップして笑顔で現れた大山志保

 国内唯一の全米女子プロゴルフ協会公式戦で日本ツアーも兼ねる「TOTOジャパンクラシック~伊勢志摩~」は6日から3日間、三重県志摩市の近鉄賢島カンツリークラブで開催される。3年連続11回目出場の大山志保(38=大和ハウス工業)は“五郎丸流”で今季2勝目を狙う。ラグビーW杯イングランド大会で活躍した日本代表FB五郎丸歩(29=ヤマハ発動機)のファンといい、話題沸騰中の五郎丸ポーズを見せてくれるかもしれない。

 W杯イングランド大会で快進撃を見せたエディージャパンは日本中にラグビーブームを巻き起こしているが、その余波は女子ゴルフ界にも押し寄せている。元賞金女王の大山もその一人。特に58得点を挙げて3勝の原動力になったFB五郎丸に魅了されている。

 「五郎丸さん格好いいですよね。タイプなんですよ。アスリートだけどもの静かで、声のトーンも低めで」。大山は満面に笑みを浮かべながらそう話し「でも結婚されているんですよね」と少し残念そうに付け加えた。

 決して“にわか”ではない。W杯前からファンで知人を通じて写真を入手したほどの筋金入り。イケメンでマッチョというルックスだけが理由ではない。重圧のかかる場面で正確なキックを蹴る技術の高さ、メンタルの強さもアスリートとして刺激を受けた。もちろんキック前のルーティンにも興味を抱いている。

 「強い選手はみんなルーティンがしっかりできている」と語るようにもともとショットやパットの前に行うルーティンを重視している。ショットを打つ前には、目の前にクラブをたてて「出球の位置をイメージする」。ドローならターゲットより右に、フェードなら左に向ける。そのイメージを残したままスイングに入ることで正確なショットを生み出す。忍者のような五郎丸の独特のルーティンも参考にできると考えており「最終日に優勝争いになったら、やってみようかな」とジョーク交じりに宣言した。

 この日は午前中に9ホールを回り、その後はパットの練習に時間を割いた。最近6試合で5回トップ10入りと好調ながら6月のヨネックス・レディース以来となる今季2勝目には届いていない。大山は「パット次第。ショットは(チャンスに)つくけど入らないので気持ちが切れてくる。パットが入ってくれれば」と意気込んだ。勝負どころで五郎丸ポーズが見られればツアー通算17勝目が手に入る確率は高い。

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