団体金手に…体操ニッポン帰国 内村「いい流れができた」

[ 2015年11月3日 20:02 ]

体操の世界選手権から帰国し、男子団体総合の金メダルを胸にポーズをとる(左から)田中、内村、白井、加藤、早坂

 体操の世界選手権(グラスゴー=英国)で37年ぶりの男子団体総合制覇を果たした体操ニッポンのエース内村航平(コナミスポーツク)ら代表が3日、羽田空港に帰国した。6連覇した個人総合、種目別鉄棒と3冠を達成し、来年のリオデジャネイロ五輪代表に決まった内村は「世界の人に日本がまた(金メダルを)取ってくれると思わせる、いい流れができた」と収穫を口にした。

 今大会で日本男子は四つの金メダルを獲得。床運動で2年ぶりの優勝を果たした白井健三(日体大)は「チームジャパンに貢献できた」と胸を張った。あん馬で銅メダルを獲得した萱和磨(順大)は海外転戦のため帰国しなかった。

 団体総合で5位となり、リオ五輪出場を決めた女子も帰国。寺本明日香(中京大)は「手応えを感じた試合だった。チームがまとまり、いい経験だった」と話した。

 ▼内村航平「団体金を取った後の個人総合優勝は初めてだったので、いつも以上に達成感があった」

 ▼白井健三「日本は個人総合大国で、自分も日本人らしい体操ができるとアピールしたい。東京五輪までには個人総合もできる白井健三をつくっていきたい」

 ▼田中佑典「手首の故障があって練習が積めていなかった。課題の方が多く残った大会。来年に向けてチームに必要な力をつけたい」

 ▼加藤凌平「出場が一時は危ぶまれた状態だったが、(個人総合の)決勝でうまく演技ができたので、一回り成長できたと思う」

 ▼早坂尚人「(欠場した)長谷川選手の気持ちも持って演技して、何とか頑張れた。精神的には成長したが、まだ100パーセントの演技は出せていない」

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