トンプソン 彩香と日米飛ばし屋対決熱望「ぜひ練習ラウンドを」

[ 2015年11月3日 05:30 ]

 国内唯一の全米女子プロゴルフ協会公式戦で日本ツアーも兼ねる「TOTOジャパンクラシック~伊勢志摩~」は6日から3日間、三重県志摩市の近鉄賢島カンツリークラブで開催される。米ツアー勢は2日、中部国際空港着の航空機で来日。飛ばし屋のレキシー・トンプソン(20)とミシェル・ウィー(26)の米国版ツインタワーはビッグドライブと優勝の“2冠”を誓った。

 観光客でにぎわう空港でひときわ、目を引いた。1メートル83の長身の見た目だけではなく、弱冠20歳とは思えないオーラを身にまとい、トンプソンが初来日。開幕を前に早速、意欲的な言葉が口をついて出てきた。

 「日本でプレーするのを楽しみにしてました。素晴らしいコースなんですよね?みんなから私にぴったりなレイアウトと聞いています」

 ドライビングディスタンスは267・160ヤード(米ツアー5位)を誇る。言葉を弾ませた通り、雄大な名コースとして知られる近鉄賢島CCは代名詞とも言えるビッグドライブを披露するには格好の舞台だ。自身は2週前に韓国開催の米ツアーで今季2勝目、通算6勝目を飾ったばかり。一方、日本ツアーで前週優勝したのは日本の飛ばし屋、渡辺彩香。1Wの平均飛距離260ヤード超の選手と知るや「ぜひ一緒に練習ラウンドをしたい」と“競演”を切望した。

 魅力は飛距離だけではない。「アイアンの当たりにも自信はある」と言うように、パーオン率は77・37%(同1位)。さらに今は「ショートゲームのスキルアップに努めている」という。世界ランク4位、賞金ランク5位の堂々の成績でも1Wからパターまで上を目指す姿勢はトッププレーヤーにふさわしい。

 12歳で全米女子オープンに出場し、15歳でプロ転向。16歳で米ツアー初優勝を遂げた天才少女。「目標はもちろん勝つこと。一打一打に集中してプレーする姿を日本のファンに見せたい」。順調過ぎる歩みは賢島で、また加速する。

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2015年11月3日のニュース