エディー氏 外国特派員協会で会見 日本の構造的な問題指摘

[ 2015年11月3日 05:30 ]

笑顔で記者会見するラグビー日本代表のエディー・ジョーンズ前ヘッドコーチ

 1日に日本代表ヘッドコーチを退任したエディー・ジョーンズ氏(55)が東京都千代田区の日本外国特派員協会で会見した。日本ラグビー界の変革を訴え続けるエディー節は変わらず「優先順位は日本代表、スーパーラグビー、トップリーグ。今はそうなっていない」と構造的な問題を指摘。「サッカーでいう川淵さんのようなカリスマのある人物が必要だ」と大学や企業とのあつれきを恐れない改革者を求めた。

 提言は高校ラグビーにも及び「岩のように硬い地面で練習している」と練習環境の不備を嘆き「きちんとラグビーを学ぶ環境を整えられるか。これはむしろ教育、学校の問題」と語った。またW杯での南アフリカ戦勝利が「W杯最高の瞬間」に選出されたことに関しては「強豪を弱小チームが倒すというのは、ラグビーではあまり起こらない夢物語のようなもの。でも、まれにそれが現実に起こる」と受賞を喜んだ。

続きを表示

2015年11月3日のニュース