元ラグビー代表監督、北島メイジ参謀の斎藤氏が死去 89歳

[ 2015年11月3日 05:30 ]

 元ラグビー日本代表監督で、明大のヘッドコーチを長年務めた斎藤りょう(さいとう・りょう)氏が10月30日に肺炎のため都内の病院で亡くなっていたことが2日、分かった。89歳だった。北海道出身。通夜・葬儀は近く近親者のみで行う。喪主は妻ひろみさん。

 現役時代はプロップ、フッカーとしてプレー。旧制北海中から明大に進学してラグビー部に入部し、49年度に主将を務めて学生日本一に輝いた。卒業後は大映でプレーを続け、日本代表4キャップを獲得。現役引退後は明大ヘッドコーチとして北島忠治監督(故人)を支え、「重戦車」と呼ばれる強力FWの育成に努めた。74年には日本代表監督に就任。同年5月に敵地でニュージーランド学生選抜を破る“金星”を挙げたほか、76~78年、80~81年にも同代表監督を務めた。先月30日が89歳の誕生日だった。

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2015年11月3日のニュース