ティンバーウルブス 死去の指揮官に贈る劇勝、ルビオ28点奮闘

[ 2015年10月29日 15:45 ]

ティンバーウルブスのルビオ(AP)

 開幕2日目を迎えたNBAは28日に各地で14試合を行い、フリップ・サンダース監督が悪性リンパ腫のために25日に死去(享年60)したばかりのティンバーウルブスは敵地ロサンゼルスでレイカーズと対戦。第3Q途中で16点をリードされる苦しい展開となったが、第4Qを24―16として112―111(前半51―60)の1点差で劇的な勝利を収めた。スペイン出身のガード、リッキー・ルビオ(25)が「とても辛かった」と悲報に心を打ちひしがれながらも自己最多の28得点14アシストをマークすれば、ベンチから出たベテランのケビン・マーティン(32)も23得点をマーク。昨季16勝66敗とリーグ最下位に沈んだウルブスだが、この日はチーム一丸となって天国の指揮官に捧げる1勝をもぎとった。

 レイカーズは20季目を迎えたコービー・ブライアント(37)が24得点を挙げたものの、フィールドゴールの成功率は33・3%。放った3点シュートも13本中3本しか決まらず、精度を欠く初戦となった。

 前日の開幕戦でブルズに敗れたキャバリアーズはレブロン・ジェームズ(30)が12得点に終わったものの、敵地メンフィスでグリズリーズを106―76(前半53―33)で退けて1勝1敗。ブルズもネッツに115―100(前半58―55)で勝って開幕から白星を2つ並べた。

 開幕の注目カードとなったオクラホマシティーでのサンダー対スパーズ戦は予想通りの激戦。地元のサンダーは33得点10アシストを挙げたガードのラッセル・ウエストブルック(26)の活躍でスパーズを112―106(前半50―55)で退け、フロリダ大から転身したビリー・ドノバン監督(50)は強豪相手の初戦でプロの指揮官としての“1勝目”を挙げた。

 <その他の結果>ウィザーズ88―87マジック、ラプターズ106―99ペイサーズ、ピストンズ(2勝)92―87ジャズ、セルティクス112―95・76ers、ヒート104―94ホーネッツ、ニックス122―97バックス、ナゲッツ105―85ロケッツ、クリッパーズ111―104、マーベリクス111―95サンズ、トレイルブレイザーズ112―94ペリカンズ(2敗)。

続きを表示

この記事のフォト

2015年10月29日のニュース