JOC リオ五輪代表選考の透明化を各競技団体に要望

[ 2015年10月27日 20:19 ]

 日本オリンピック委員会(JOC)は27日、選手の競技環境の整備を目指す「アントラージュフォーラム」を東京都内で開催し、来年のリオデジャネイロ五輪に向けた代表選考の透明化を各競技団体に要望した。選考基準を事前に周知徹底した上で、落選した選手も納得できるような手順を踏むよう求めた。

 過去にはマラソンの代表選考などで不満の声が出ており、JOCのアントラージュ専門部会長の高橋尚子理事は「何で選ばれなかったか選手が悩まず、次に進めるようにしてほしい」と述べた。

 国際的な人材育成や選手との密な意思疎通を図るため、アスリート委員会の設置も求めた。専門部会によると、同委員会を設けているJOC加盟団体は現時点で29%にとどまっているという。

続きを表示

2015年10月27日のニュース