オーストラリア 12年ぶり決勝進出!史上初NZと決勝

[ 2015年10月27日 05:30 ]

トライを決めるオーストラリアのアシュリークーパー(AP)

ラグビーW杯イングランド大会 オーストラリア29―15アルゼンチン

(10月25日 ロンドン・トゥイッケナム)
 準決勝の残りの1試合が行われ、世界ランキング2位のオーストラリアが29―15でアルゼンチンを破り、12年ぶり4度目の決勝進出を決めた。前半2分にロックのロブ・シモンズ(26)が先制トライを奪うと、堅いディフェンスで相手をノートライに抑えた。どちらが勝っても史上最多の3度目の優勝となる31日(日本時間11月1日未明)の決勝では、最大のライバルである世界ランキング1位のニュージーランドと雌雄を決する。

 完璧なインターセプトだった。試合開始1分すぎ、自陣からボールを回すアルゼンチンのSOサンチェスのパスをトップスピードに乗って奪うと、シモンズは2メートルの巨体を揺らしてインゴールへ飛び込んだ。今大会最速となる開始68秒でのトライ。「たまたまいい場所にいただけ」と謙遜したが、チームを勢いに乗せるには十分だった。

 準々決勝のスコットランド戦では疑惑の判定の末に1点差の辛勝。この日も7点差とされていた後半32分、WTBアシュリークーパーの3トライ目につながるパスにスローフォワードの疑いがかけられたが、堅いディフェンスが復活し、雰囲気は最高潮だ。ニュージーランドとW杯決勝で対戦するのは史上初。ムーア主将は「本当にいい戦いをしないといけない」と気を引き締めた。

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2015年10月27日のニュース