秋巡業終了、復帰の白鵬に笑み 照ノ富士は九州出場の意向

[ 2015年10月25日 19:08 ]

 大相撲秋巡業は25日、山口県下関市で計17カ所の全日程を終了し、力士たちは九州場所(11月8日初日・福岡国際センター)に向けて福岡入りした。左膝負傷で9月の秋場所を途中休場した横綱白鵬は後半の6カ所に参加。主に四股やぶつかり稽古で汗を流し「ステップアップができてよかった」と笑みを浮かべた。

 右膝のけがで巡業後半から復帰の大関照ノ富士は痛みと付き合いながらの調整だった。「基本的に出る。思い切ってやりたい」と九州場所出場の意向を示した。右肘負傷のため、2場所連続休場の横綱日馬富士は関取衆との申し合いもこなした。「どこに行っても温かい拍手をもらって、うれしかった。頑張る」と復活に意欲を見せた。

 9年10カ月ぶりの日本出身力士優勝の期待が掛かる大関稀勢の里も充実した日々を過ごし「しっかり調子を(九州場所に)持っていきたい」とうなずいた。

 長丁場の巡業の稽古内容は本場所にも影響する。尾車巡業部長(元大関琴風)は「10日目ぐらいまでは上位陣全員が優勝争いに絡んでほしい。相撲内容も面白くなるだろう」と成果を期待した。

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2015年10月25日のニュース