イケメン19歳早坂“新風”になる!団体予選に繰り上がり出場

[ 2015年10月25日 05:30 ]

試合会場で跳馬の練習をする早坂尚人

体操世界選手権第2日

(10月24日 英国・グラスゴー)
 25日(日本時間26日)の男子団体総合予選に早坂尚人(19=順大)が、左股関節痛の長谷川智将(22=日体大)に代わり、補欠から繰り上がりで出場。37年ぶり世界一へ、初の大舞台で躍動する。女子団体総合予選の日本は9班終了時点で暫定5位となった。8位以内で16年リオデジャネイロ五輪切符を得られる。

 初の大舞台を前にしても気負いはない。長谷川に代わって補欠から繰り上がって出場する早坂は「みんなで力を合わせてやりたい。智将君(長谷川)の気持ちも思いつつ、演技で返せればいい」と静かに気合を入れた。

 13年の全国高校総体では個人総合を制したオールラウンダー。早坂の1学年下で高校時代に歯が立たなかった白井は「本番に強い人なんで、頼りになります」と言う。8月に加藤が左足首を負傷してからは、加藤の代役も視野に入れ、跳馬で高難度のロペスの練習を積んできた。得意の床運動と合わせ、日本の得点源として期待されている。

 6月の代表選考後も7月にユニバーシアードとアジア選手権、8月に学生選手権、10月は国体に出場。過酷スケジュールにも「ほとんど全部の試合に出ているんで、楽しくなってきた」と笑う。持ち味の正確な着地を披露した時、37年ぶり世界一が見えてくる。

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2015年10月25日のニュース