「ショットはいいの。でもね…」“彼女”古閑が小平に言えないこと

[ 2015年10月19日 09:40 ]

古閑美保

男子ゴルフツアー日本オープン最終日

(10月18日 兵庫県神戸市 六甲国際ゴルフ倶楽部・東コース=7394ヤード、パー72)
 7月下旬のツアー会場のそばの飲食店で偶然、古閑美保(33)と一緒になった。ほろ酔いの彼女は唐突に言った。「私ね、だーい好きなの」。目的語がなく始まった会話は終始のろけ話だったが、1つだけ苦悩を明かした。「彼ね、ショットはいいの。でもね…」。のみ込んだ言葉は小平智(26)のパットのことだった。

 古閑の姉弟子でもある不動裕理は師匠の清元登子に「1メートルのパットが入らないなら、もっと短いパットになるよう、1メートル以内にショットをつけなさい」と言われ、それを実践。勝利を積み重ねたという。「私は不動さんをずっと見てきた。プロゴルファーの先輩なら同じことを言うけど、彼女だからそれは言えないの」と天真爛漫(らんまん)な古閑が耐えている様子はいじらしかった。その反動か、この日、狂喜乱舞している彼女の姿が目に浮かぶ。(ゴルフ担当・康本 園子)

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2015年10月19日のニュース