モレマ初優勝 新城3位でアジア最優秀選手賞を獲得

[ 2015年10月19日 05:30 ]

初優勝を飾ったB・モレマ(中央)、左は3位の新城

 アジア最高峰の自転車サイクルロードレース「2015ジャパンカップサイクルロードレース」(宇都宮市主催、スポーツニッポン新聞社など後援)最終日は18日、宇都宮市森林公園周回コース(1周10・3キロ×14周=144・2キロ)に国内外15チーム、73選手が出場して行われ、B・モレマ(28=トレックファクトリーレーシング)が3時間53分40秒で初優勝を飾った。2位はD・ウリッシ(26=ランプレ・メリダ)、3位は新城幸也(31=日本ナショナルチーム)が入った。

 大会には初参加となるBMCレーシングチーム(アメリカ)など世界トップカテゴリーのUCIワールドチーム5チームを含む海外8チームが出場した。トレックは世界選手権個人タイムトライアルを4度制したF・カンチェラーラ(34)、17日のジャパンカップクリテリウムを制した別府史之(32)らが参戦。地元の宇都宮ブリッツェン、那須ブラーゼンなど国内7チームが迎え撃った。

 優勝したモレマは9選手の集団で最終周回に突入。最後はゴールスプリントとなり、ウリッシ、新城、F・ゲルツ(BMC)の3選手とのスプリント勝負を制した。3位の新城がアジア最優秀選手賞を獲得した。9月の大雨災害でコースの一部が通行禁止となったため、距離を従来の151・3キロから144・2キロに変更して行った。一時は開催も危ぶまれたが、会場には過去最多となる8万2000人(主催者発表)の観客が訪れ、疾走する選手たちに熱い声援を送った。

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2015年10月19日のニュース