日馬富士、1週間ぶりに取組復帰 九州場所へ「頑張ります」

[ 2015年10月19日 05:30 ]

土俵下で小型ウエートバッグを使って汗を流す日馬富士

 大相撲秋巡業が京都市内で行われ、九州場所(11月8日初日、福岡国際センター)で復帰を目指す横綱・日馬富士(31=伊勢ケ浜部屋)は約1週間ぶりに取組に復帰した。

 軽い結膜炎で13日から横綱土俵入りだけにとどめていたが、この日は朝稽古で元気な姿を披露。土俵下で小型ウエートバッグを使った筋トレに汗を流し、土俵ではぶつかり稽古で十両の阿武咲に胸を出した。尾車巡業部長は「本人が“体は元気です”と言っていた。(自分より番付が)下の者を育てるというのは大事なこと」と積極的な姿勢を評価した。

 日馬富士は名古屋場所初日に右肘を負傷して2日目から休場し、秋場所も全休。九州場所の成績次第では進退問題が浮上する。本人は「(結膜炎は)まだ完治していない。でも頑張ります」と短い言葉に決意をにじませた。

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2015年10月19日のニュース