南ア4強入り!日本に敗戦後4連勝!デュプレアが千金トライ

[ 2015年10月18日 05:46 ]

逆転トライを決め喜ぶ南アフリカの選手たち(AP)

ラグビーW杯イングランド大会準々決勝 南アフリカ23―19ウェールズ

(10月17日 ロンドン・トゥイッケナム)
 ラグビーのワールドカップ(W杯)イングランド大会第19日は17日(日本時間18日未明)、ロンドンで準々決勝が始まり、日本が敗退した1次リーグB組を首位通過した南アフリカが終盤、A組2位のウェールズに逆転。23―19で下し、2大会ぶりの4強入りを果たした。前回大会決勝の再現となったニュージーランド(C組1位)―フランス(D組2位)は、ニュージーランドが62―13で圧勝した。

 南アフリカは過去2度W杯制覇の優勝候補だが、1次リーグ初戦で日本に32―34で敗れた。だが、その後3連勝してB組を1位で通過。この日は終盤までウェールズの守りに苦しんだが、1点を追う後半35分にトップリーグのサントリーでプレーする主将のフーリー・デュプレア(33)がこの日チーム初のトライを決め逆転に成功。ウェールズとの対戦成績を28勝1分け2敗とした。準決勝では、ニュージーランドとフランスの勝者と対戦する。

 ウェールズは、オーストラリア、イングランドと同じ「死の組」A組で、イングランドなどを下しA組2位で決勝トーナメントに進出。その勢いのままに2大会連続の4強入りを狙ったがかなわなかった。

 開始直後からウェールズの攻撃が続いたが、先制は南アフリカ。前半9分、ワンチャンスをモノにして好機を作り、ポラードがペナルティゴール(PG)を決めて先制した。その後13分にもPGを決め6―0とリード。ウェールズは15分にビガーのPGで3点返すが、南アフリカは17分に再びPGを決め9―3と突き放す。だがウェールズも18分にデイビスがこの日初となるトライ。コンバージョンゴールもきっちり決め逆転した。21分には南アフリカがPGを決め再逆転。そのまま得点が動かなかったが、前半最後のプレーで、ウェールズがドロップゴールを決め13―12と1点リードして折り返した。

 後半7分にもウェールズがPGを決め突き放したが、南アフリカは12分にドロップゴールで再び1点差に。その後互いにPGを1本ずつ決めて迎えた同35分、南アフリカはデュプレアが左隅にトライを決め、逆転に成功した。

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