馳浩文科相 鈴木大地長官に“五輪スクラム”要望

[ 2015年10月15日 11:20 ]

 馳浩文部科学相は14日、報道各社とのインタビューに応じ、鈴木大地スポーツ庁長官に“五輪スクラム”を組むよう要望したことを明らかにした。鈴木氏とは13日夜に会食。2020年東京五輪・パラリンピックに向けて組織間の連携不足が指摘されていることを踏まえ、同庁と日本オリンピック委員会、日本パラリンピック委員会、日本スポーツ振興センター、日本体育協会のトップによる5者協議を定期的に開くよう要望したという。

 馳氏は「鈴木氏を軸にして、スポーツ行政に関わる組織の代表が円滑に意思疎通を図ってほしい。ヤジが飛ぶぐらい本気で意見をぶつけ、終わったらノーサイド。合言葉はオールジャパンだ」とラグビー用語を交えて協議の必要性を強調。W杯で注目を集めたエディージャパンに対する表彰については「表彰に値する活躍だった」と述べるにとどまった。

 五輪に向けた機運をどう盛り上げるかについては「過去の五輪の名シーンやアンチドーピングに関わる事件などの映像や記録を集めたデジタルアーカイブを整備し、有効活用していきたい」と話した。

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2015年10月15日のニュース