SH田中号泣、モノ言う姿勢貫きリーチと確執も…「孤独な部分あった」

[ 2015年10月13日 08:10 ]

<日本・米国>試合を終え、トンプソン(左)と肩を組み、涙する田中

ラグビーW杯イングランド大会1次リーグB組 日本28―18米国

(10月11日 英国グロスター)
 1勝もできなかった4年前の悔しさを糧に、日本ラグビーのために行動してきたSH田中も、試合後は周りの目をはばかることなく泣いた。

 「しんどかった。4年間、孤独な部分もあった。家族などが支えてくれた思いもあり、いろんなものが入り交じった」と語った。

 歯にきぬ着せぬ発言でチームの引き締めを図った。時には反発に遭い「お前の考えは甘い」とまで断じたリーチ主将との関係がこじれたこともある。それでも「誰かが言わないと。日本人は遠慮する。それを買って出ただけ。チーム内で浮くのは仕方ない」と自分を犠牲にして強くなったチームは、3勝を挙げた。

 4年後のW杯を目指すかどうかは「今は考えていない」としたが、1メートル66の小さな男は、日本代表に必要な男であることを証明した。

続きを表示

この記事のフォト

2015年10月13日のニュース