砂村光信氏解説 世界一の規律と低さ誇る日本 今後求められるのは…

[ 2015年10月13日 12:00 ]

<日本・米国>米国・フライ(上)に強烈なタックルを浴びせる堀江

ラグビーW杯イングランド大会1次リーグB組 日本28―18米国

(10月11日 英国グロスター)
 米国が体格の優位性を生かしたパワー勝負を挑んできたため、厳しい試合となった。それでも終始「勝てるだろう」と思えたのは、点を取られれば取り返していたのと、自陣ゴール前のスクラムでも安定した球出しができるセットプレーがあったからだ。藤田を先発起用したジョーンズHCの「直感」はさすがで、スーパーラグビーで世界基準を知る田中と堀江が余裕を持って周囲に指示を出していたのも光った。

 相手からプレッシャーを受けての反則はあったが、つまらない反則で傷口を広げなかったことも大きい。直前のアイルランド―フランス戦がそうだったように強豪国でもラフプレーが多く、ニュージーランドでさえ報復など余計な反則をする。苦しくても崩れないジャパンの団結力は世界一の規律に表れている。

 世界にもう一つ誇れるものが「低さ」だ。ディフェンスに定評のあるチームでもタックルは上半身中心で、膝下へ低く入って止めているのはジャパンだけ。ホラニが4年前とは変わったように、外国出身選手でもエディージャパンでは納得して低いタックルを身に付け、強豪相手の戦いで大きな武器となっていた。

 ただし、強豪国は今回の日本の戦い方を必ず取り入れてくる。今の取り組みをただ継続しても世界から遅れていく。次のステップをどうするのか発想できるコーチが今後は求められる。(元U―23日本代表監督)

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