エディーJ有終の美!米国下し3勝目、4年後日本開催W杯に光

[ 2015年10月12日 05:40 ]

<日本・米国>トライを決めたマフィー(中)を祝福するリーチら(AP)

 ラグビーのワールドカップ(W杯)イングランド大会は11日(日本時間12日)、英国西部のグロスターなどで1次リーグ最終戦が行われ、すでに敗退が決まったB組の日本は米国と対戦。28―18で勝ち、3勝1敗の勝ち点12で大会を終えた。

 前半5分にPGで米国に先制を許した日本だが、その2分後、自陣ラインアウトから一気に攻め込み、WTB松島が逆転トライ。五郎丸がコンバージョンゴールも決めて7―3。同24分には米国の執拗な連続攻撃にトライを奪われて再逆転を許したが、同28分に敵陣でモールを押し込み、最後はWTB藤田が抜け出してトライ。コンバージョンゴールも成功し、さらに同33分に五郎丸がPGを決め、17―8とリードを広げて前半を折り返した。

 日本は後半4分にも五郎丸のPGで先手。米国にPGを返されたものの、同22分にはラインアウトからモールを形成、最後はナンバー8のマフィーがトライ。同31分に米国にトライを許し、7点差まで迫られたが、同77分に五郎丸のPGで突き放して逃げ切った。

 日本は1次リーグ初戦で優勝候補の南アフリカを34―32で撃破。歴史的金星を挙げたが、中3日で臨んだスコットランド戦は10―45と惨敗。サモアには26―5で勝って同一大会初の2勝。この日の勝利で南ア、スコットランドに並ぶ3勝目を挙げたが、ボーナスポイントの差で涙を飲み、目標の8強入りは果たせなかった。

 W杯で20チームが5チーム4組に分かれてプール戦(1次リーグ)を行う方式になった03年大会以降、3勝を挙げて準々決勝に進めなかったのは史上初めて。歴史に名を刻んだ日本フィフティーンには自国開催となる19年W杯へ確かな光が見えている。

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