吉田沙保里「押忍!」 新極真会との合同練習で空手初体験

[ 2015年10月9日 20:50 ]

空手の道着を来てポーズをとるレスリング吉田(前列左から2人目)

 レスリング女子の吉田沙保里(33=ALSOK)が練習拠点の至学館大(愛知県大府市)で新極真会との合同練習を行い、空手を初体験した。

 同大レスリング部の栄和人監督と新極真会の緑健児代表理事が同じ奄美大島出身であることから実現。ミット打ちを志願した吉田は、見事なローキックを披露し「凄く楽しかった。ストレス発散になった。見よう見まねだけど、自分でも結構いい当たりしたなと思った」と自画自賛していた。

 他競技を本格的に体験するのは初めて。プレゼントされた道着を着て「押忍!!」とノリノリで「押忍というとやらないといけない気持ちになって、血が騒ぐ」と興奮した様子で振り返った。

 吉田は9月下旬に左肩を痛めて、練習をセーブしているが、出場すれば来年のリオデジャネイロ五輪代表が決まる12月の全日本選手権に向け「優勝して、2015年を良い年にしたい」と話した。

 この日は全世界空手道選手権(31日開幕、東京体育館)に出場する選手ら7人が合同練習に参加。2連覇を狙う将口恵美(25)は「びっくりする練習方法がたくさんあった。バランスをとるところは空手にも生きてくる」と収穫を口にしていた。

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2015年10月9日のニュース